Prologue...




人間の世界を侵さない事を約束した魔族の帝王。

夜の世界と自然を壊さないと誓った人間。

それは随分と昔に契約されたらしい。

しかし、中にはルールを破る者達もいる。



人間界に警察がいるように、魔族側もまた、
掟破りの彼等を捕まえる為のハンターが存在する。
(魔族達は人間界に許可無しで、無断では下りる事は出来ない。)
それは自らをハンターと称する役職のヴァンパイア達だ。
(ヴァンパイア皆がハンターと云う訳では無い。)



ある日、帝王の息子である吸血鬼のディヴァインは、
訳あって、人間界(魔界では下界と呼んでいる)に堕とされる。
そんな彼を、一人の聖職者である神父が発見し、共に暮らす様になる。

吸血鬼と神父。それは相成れないものなのかもしれない。
まして、ディヴァインは時期の長、魔界の帝王になる身である。
しかし、共に一緒にいる事で、そこには家族の絆の様なものがあった。



ドイツのローテンブルク。


それが二人の出会った場所。